はじめに

挨拶

 

平成31年4月より幼保連携型認定こども園「耕逸山 たどこども園」として改たな一歩を踏みだしました。

 耕逸山たどこども園は、多度山の南裾野に位置し西に多度神社、東に木曽三川が見え静かで緑豊かな環境の中で教育・保育を行っております。

 

 本園は、仏教に縁の深い園ですので、大事な一日の始まりは「朝のおはじまり」です。この時間は一日のうちで最も短く、けれど最も大切でまた意義のあるひとときです。仏様に向かって、きちんと正座し、小さな手と手を合わせる姿は、なにごとにも代えがたいほど美しく尊いものに思われます。この毎日の「合掌礼拝」を通して、生きとし生けるすべてのものを尊重し、 感謝するという人間性豊かな心の持ち主に育っていくことを願っています。

 

「よく見れば、なずな花咲く 垣根かな」という芭蕉の句がございます。春ともなれば、みな、桜ばかり求めていますが芭蕉は垣根の下のペンペン草を見失わなかったのです。なずなは白いさびしい小さな花だが力いっぱい咲いている、この花は立派な使命を持っていると感じたのではないかと思うのであります。

  将来この句のこころが会得出来るような子どもたちに育ててまいりたいと念願しております。

 

 

耕逸山児童福祉協会 理事長 水谷知恭

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